CompTIA Cloud Essentials(CLO-001) に合格!勉強のポイントと学習時間について

投稿者: | 2018年12月19日

CompTIA Cloud Essentials(CLO-001)という資格試験に合格してきました。

マイナーな試験(自分が知らなかっただけ?)で情報があまりないので備忘録として試験のポイントや難易度を書いておきたいと思います。

勉強するポイントについては、少し長くなるので一番最後にまとめています。

これから受ける方の参考になれば幸いです。

 

目次

CompTIA Cloud Essentials(CLO-001)とは?

CompTIAは、1982年に設立された、ベンダーニュートラルなIT関連資格・認定などを行っているIT業界団体及び認定資格の通称で、CompTIA認定資格は、実施試験数では全世界で、マイクロソフトに次いで2位となっているそうです。(By Wikipedia)

そのCompTIAの認定資格は、CORE、INFRASTRUCTURE、CYBER SECURITY、ADDITIONAL PROFESSIONALで各トラックに分かれているようで、私が受けたCloud EssentialsはADDITIONAL PROFESSIONALの中のひとつです。

実は個人的にあまり資格に興味はないので(すみません…)、CompTIAの試験体系はCompTIAのページをご参照ください!

 

CompTIA Cloud Essentials(CLO-001)をなぜ受けたのか

先にも書きましたが、実は資格に興味がないのですが、会社で取得するように言われたので受けてきました。

モチベーション低くて申し訳ありません。

↓↓別の試験で恐縮ですが私の資格試験に対する考えはこちらの記事をご参照下さい↓↓

ネットワークエンジニアとしてシスコ資格を取るべきか

なぜ会社から取得するように言われたかというと、これからのクラウド時代において会社としてクラウドの知見を持ったエンジニアを増やしたいという目的があったためです。

なぜそこで資格試験なのか?と思いますが、おそらく部長や課長の目標になったんでしょうね。試験ってアピールするのにわかりやすいので。

言っておきますが、サラリーマンで評価されたければ上の言うことを言われた通りやることも必要です。何でもやるわけではありませんが、簡単なことであればやっておいたほうが得なので。

 

CompTIA Cloud Essentials(CLO-001)の出題範囲

話が脱線したので、切り替えて本題に戻りましょう。

CompTIA Cloud Essentialsの出題範囲は下記の通りです。

CompTIA Cloud Essentialsの内容
・ビジネスの観点から見たクラウドサービスの特徴
・クラウドコンピューティングのビジネス上の意義
・技術的な観点から見たクラウドのタイプ
・クラウドコンピューティングの導入を成功させるステップ
・クラウドコンピューティングによるITサービスマネジメントへの影響と変化
・クラウドコンピューティングのリスクと影響
ちなみに、CompTIA Cloud Essentials認定資格は、6カ月程度のIT業務における実務経験、もしくは、IT導入における意思決定業務での実務経験をお持ちあることが推奨だそうです。
6ヶ月というところからわかるとおり、難易度はそれほど高くありません。

CompTIA Cloud Essentials(CLO-001)の試験情報

CompTIA Cloud Essentials試験詳細
・試験時間は60分
・問題数50問
・900点満点(100点は基礎点)中720点以上(8割)で合格
・試験費用は¥15,069(2018年12月時点)

詳しくは、CompTIAのホームページで最新情報を確認して下さい。

 

CompTIA Cloud Essentials(CLO-001)の試験分野

試験分野出題比率
第1章 ビジネスの観点から見たクラウドサービスの特徴15%
第2章 クラウドコンピューティングとビジネス上の意義20%
第3章 技術的な観点から見たクラウドのタイプ20%
第4章 クラウドコンピューティング導入を成功させるステップ15%
第5章 クラウドコンピューティング導入によるITサービスマネジメントへの影響と変化15%
第6章 クラウドコンピューティングのリスクと影響15%

 

各分野についてポイントについては細かくなるのでこの記事の最後に回します。

 

CompTIA Cloud Essentials(CLO-001)の試験難易度と合格に要する学習時間

私の個人的な物差しですが、難易度は10段階のうち2.5ポイントくらいです。私が受けたことのある他の試験との比較を交えると、ざっくり下記の通り。

・CompTIA Cloud Essentials:2.5/10

・CCNA Routing and Switching:5/10

・CCNP Routing and Switching(SWITCH):4/10

・CCNP Routing and Switching(ROUTE):7/10

・CCNP Routing and Switching(TSHOOT):4/10

・CCNA Security:5/10

・LPIC Level1:3/10

 

CompTIA Cloud Essentialsは、CCNAはもちろん、LPIC Level1よりもさらに簡単だと思いました。

業務経験にもよりますが、私が試験までに要した学習時間は4時間程度です。

 

CompTIA Cloud Essentials(CLO-001)の勉強の仕方

CompTIA Cloud Essentials(CLO-001)の参考書は「Cloud Essentials テキスト&問題集 CLO‐001対応版 (実務で役立つIT資格 CompTIAシリーズ)」が一番有用っぽいです。

中身をすべて読みましたが、非常に内容は簡単でわかりやすくなっています。

ただ、この本をすべて理解すれば合格できるというものではありませんでした。

クラウドの特徴を理解していることが大切です。

各章で問われる詳細は最後にまとめます。

 

 

ITILの知識を問う問題が結構出る

受験して感じたことですが、CompTIA Cloud Essentials(CLO-001)はクラウドのことだけでなく、ITILの知識が結構問われます。

ITIL (Information Technology Infrastructure Library)とは、ITサービスマネジメントの成功事例(ベストプラクティス)を体系化したITシステムのライフサイクルマネジメントに関するガイドラインですが、

まあこちらも一般的な知識にとどまりますので、それほど構える必要はありません。私はITILの勉強をしたことはありませんが、普通にITの業界で経験を積んでいればわかる範囲です。

 

CompTIA Cloud Essentials(CLO-001)徹底解説

お待たせしました。最後にCompTIA Cloud Essentials(CLO-001)の各分野のポイントをまとめておきます。

試験を受ける前に確認しておいてください。

 

第1章 ビジネスの観点から見たクラウドサービスの特徴

第一章では、基本的なクラウドサービスの特徴が問われます。下記は絶対に理解して望みましょう。

・IaaS、PaaS、SaaS、XaaSの特徴を分けて理解する

「NWやハードウェア(CPU、メモリ、ストレージ)から提供するのは?」、「プラットフォームを提供するのは?」、「アプリケーションを提供するのは?」、「Iaas、PaaS、SaaSのサービスの総称は?」といった基本的な特徴はちゃんと理解してから望みましょう。

 

・クラウドサービスの迅速性・可用性・拡張性・柔軟性を理解する

クラウドサービスを利用する企業は、オンプレミスでシステムを構築するよりも素早く構築することができます。

また、クラウドサービスプロバイダのSLAに則り高い可用性とセキュリティが担保されます。

クラウドに接続するだけで様々なサービスを必要に応じて利用することができるとともに、バーストトラフィックに対しても対応できることや、不必要な時間帯は縮退で運用できコスト面でメリットがでることも理解しておきましょう。

当たり前ですが、使用した分だけ費用を支払えばOKという部分はクラウドサービスを利用する上で大きなメリットです。

 

・クラウドサービスを利用するメリットが大きい企業を理解する

新規事業の将来的な成長予測が難しいサービス、ベンチャー企業、季節商品が多く年間の受注件数の増減が激しい小売企業はクラウドサービスとの愛称がいいです。

逆に、成熟しておりアクセスの増減が少ない企業や、システム変更が見込まれない企業は上記の企業に比べてメリットが少ないです。

クラウドサービスのメリットを理解できていれば問題ありません。

 

第2章 クラウドコンピューティングとビジネス上の意義

・クラウドサービスをビジネス的に導入するメリットを理解する

第2章では、クラウドコンピューティングのビジネス上の特徴が問われます。

社内にITサービスエンジニアがいない企業は、オンプレミスに比べクラウドサービスでの構築が望ましいです。

クラウドサービスには「プライベートクラウド」、「パブリッククラウド」、「ハイブリッドクラウド」、「コミュニティクラウド」の種類がありますが、それぞれの違いを理解して、どのようなシーンでその種類を選択するかを整理しておきましょう。

 

第3章 技術的な観点から見たクラウドのタイプ

クラウドサービスの技術を理解する

第3章では、クラウドサービスを利用する上での技術的な問題が出ます。

「クラウド上にデータを保存する際にちゃんとデータを暗号化しましょう」とか、「クラウドサービスプロバイダーのベンダーロックインを避けたり、移行を容易にするために標準化しましょう」とか、「シングルテナントと、マルチテナントの違いは何?」といったことが聞かれるので理解しておきましょう。

第3章は、結構幅広いので、先に紹介した参考書の「Cloud Essentials テキスト&問題集 CLO‐001対応版 (実務で役立つIT資格 CompTIAシリーズ)」で勉強しておくことをお勧めします。

 

第4章 クラウドコンピューティング導入を成功させるステップ

クラウドサービスの導入ステップを理解する

企業がクラウドサービスを導入する際に、まずどのようなサービスから移行するのが望ましいかを理解しておきましょう。

たとえば、ミッションクリティカルなサービスや基幹業務で利用しているアプリケーションよりも、電子メールやファイル共有から始めるのが一般的です。

クラウドサービス導入が成功するために必要な条件として、「ITスタッフとビジネススタッフの協力」や、「クラウドへの移行を統括するにはプロジェクトマネジメントスキルが必要」や、「クラウドサービスを利用するためにコンプライアンスの策定が必要」があります。

オンプレミスのサービスを利用している企業が、どうしたらクラウドサービスへの移行に成功できるかを理解できていれば大丈夫です。

 

第5章 クラウドコンピューティング導入によるITサービスマネジメントへの影響と変化

ITILをクラウドサービスに当てはめて理解する

第5章では、ITサービスマネジメント目線でのクラウドサービス設計・運用・改善などのライフサイクルが問われます。

クラウドサービスのライフサイクルをざっくり言うと、

「目標と戦略策定」→「設計」→「サービス運用」→「改善」といった流れになります。

この章ではITILの知識が問われますので、そこまで詳しくなる必要はありませんが、簡単にITILのことを勉強して理解しておきましょう。

 

第6章 クラウドコンピューティングのリスクと影響

クラウドサービスを利用する上でのセキュリティ課題を理解する

クラウドサービスを利用する上で、セキュリティの課題はつき物です。Cloud Essentialsでも当然セキュリティの課題について問われます。

クラウドに保存したデータの漏洩が発覚したときに、「クラウドサービスプロバイダーと利用企業側の責任分解点がどこになるか」、を整理しておくとともに、「ISO27000やPCI DSSといったコンプライアンスの順守」や、「クラウドサービスプロバイダの定期的な外部監査が必要」といったセキュリティの観点でクラウドサービスを理解しておきましょう。

 

まとめ

以上がCompTIA Cloud Essentials認定資格で問われるポイントです。

普段の業務でITに携わっている方にとっては、それほど難しい試験ではないので落ち着いて望みましょう。

試験についてもう少し詳しく知りたい人は、お問い合わせページから質問してください。私の覚えている範囲になってしまいますが、試験の傾向などがアドバイスをいたします。

お問い合わせ

試験問題は終わった瞬間に忘れているので、問題をそのまま教えることはできませんので悪しからず(笑)

#もちろん試験問題をそのまま外部に漏らす行為は違反ですのでしません

では頑張って勉強しましょう!!