2019年が始まって1ヶ月ほどが経ちました。
今回はITエンジニアの需要が増している分野についてアメリカのFooteレポートから取り上げます。
Table of Contents
ITエンジニアは超売り手市場
2019年現在、ITエンジニアの需要は世界中で高まっていて、超売り手市場となっています。
もちろんすべてのITエンジニアが超売り手市場で給料を上げるわけではありません。
特に需要が高まっている分野として、「AI」、「ビッグデータ」、「クラウド」、「サイバーセキュリティ」などがあります。
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2019年 需要の高いIT分野
合計29万2000人のIT担当者を雇う3289社から収集した給与とスキルのデータを土台にしている「Footeのレポート」から需要の高まっている分野をピックアップします。
ビッグデータ
2018年ビッグデータの需要を正しく予測したFooteは、2019年はさらに大きく需要が高まると約束しています
ビッグデータ関連のスキルや認定資格は、過去2年間で四半期ごとに市場価値が高まり、ほとんどすべての技術的役割に影響を与えてきました。
データサイエンス定量分析/回帰分析
ビッグデータを活用するデータサイエンスの定量分析と回帰分析についても需要が高まると予測しています。
ビッグデータとデータサイエンスに関連するスキルとして具体的に下記を上げています。
Cloudera Impala
MapReduce
Scala
Splunk
Sqoop
この中に上げられているSplunkについては別の記事でもまとめていますのであわせて参考にしてください。
人工知能(AI)
最先端の人工知能(AI)スキルを持つ専門家は、過去6か月間で市場価値が7.1%増加しました。
「AIは2019年に主流になり、企業がAIツールからビジネスに大きな影響を与えることを期待しているため、今後2、3年で更に大きな飛躍を遂げるでしょう」とFooteは予測しています。
人口知能だけに限りませんが、特に注目しているスキルを下記としています。
プログラミング言語 | Java、C ++、Python、SQL、Perl、R |
ビッグデータプラットフォーム | Hadoop, Spark, MapReduce, Hadoop, Scala, Pig, Hive, Pandas, MongoDB, data mining, SAS, AWS Redshift, ETL |
ロボティクス関連スキル | 高度な数学、物理科学、ライフサイエンス、コンピュータサイエンス、コンピュータ支援設計および製図(CADD)、物理学、流体力学、材料科学 |
ブロックチェーン
ブロックチェーン技術は、金融機関、医療機関、さらには非営利団体でさえ採用されることによって、2019年新たな時代を迎えるとしています。
ブロックチェーンのエキスパートになりたい場合は、暗号通貨以外の用途で使用をおススメしています。
スマートコントラクトやサプライチェーン管理などがブロックチェーンの将来の道です。
サイバーセキュリティ
Footeは、2018年がサイバーセキュリティのスペシャリストにとって強い年になると正しく予測していました
そして2019年に再び強い需要を見込んでいるとしています。
先端技術のほとんどすべてで、今セキュリティの技術と対策を必要とします。
その他にRPAも注目されている
今回取り上げたレポートにはありませんでしたが、RPAなどの業務効率化ツールも注目を集めています。
RPAとは「Robotic Process Automation」の略で、近年注目を集めている業務効率化を目的とした自動化ツールです。
RPAは業務効率化に寄与するため「働き方改革」の目玉として市場で注目を集めています。
RPAについては書評を交えて紹介していますのであわせてご参考にしてください
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