管理人のネットワークエンジニアとしての経歴

投稿者: | 2018年11月25日

こんにちは、今回はネットワークエンジニアとしての職務経歴をまとめたいと思います。全体のプロフィールは別途こちらにまとめていますので合わせてご参照ください。

私はもともと病院で医療の専門職種として働いていました。27歳の時に様々なきっかけでネットワークエンジニアにキャリアチェンジし、現在は大手金融顧客の大規模ネットワーク構築担当をしています。

プライマリーベンダーで提案・設計・構築のような上流工程を担当する今のポジションは、私がIT業界にキャリアチェンジし、ネットワークエンジニアという職種を知った後に希望した仕事です。未経験で常駐運用として働きはじめてから4年かけて獲得しました。

私のこれまでのネットワークエンジニアとしてのキャリアは決して順風満帆なものではなく、未経験という最下層から這い上がってきたものです。年収も最初はかなり安かったのですが、キャリアアップするとともに年間平均100万円ずつ上げてきました。

今回は現在のポジションにたどり着くまで私がどのようにステップアップしてきたかまとめます。

未経験からIT業界に挑戦している人や、希望の仕事ができず悩んでいる人のお役に少しでも立てたら嬉しいです。

【管理人の経歴サマリー】

経験年数業務内容年収取得資格
大学卒業後
5年間
医療職450万円
職業訓練校
半年間
サーバ構築なし
(毎月20万円弱の雇用保険)
LPICレベル1
NWエンジニア1年目大規模NW
構築・運用(常駐運用)
270万円CCNA
NWエンジニア2年目小規模NW
詳細設計・構築
350万円CCNP
NWエンジニア3年目
(★中規模企業に転職)
大規模NW
基本/詳細設計・構築
450万円CCNA Security
NWエンジニア4年目
(★大企業に転職)
大規模NW
基本/詳細設計・構築
580万円
NWエンジニア5年目以降大規模NW
提案・基本/詳細設計・構築
650万円LPICレベル1・CCNP 失効

 

27歳の時に医療職からIT業界にキャリアチェンジ

 

医療系の大学を卒業後、作業療法士という仕事をしていました。当時の仕事をざっくり説明すると、病気や骨折で入院した方を対象に、能力回復や在宅復帰のための訓練(リハビリテーション)をするのがお仕事です。

作業療法士時代のエピソードは割愛しますが、さまざまなきっかけでITの世界に挑戦したいという気持ちが強くなり、27歳の時にキャリアチェンジを決意しました。それまで地方都市の病院で働いていましたが、ITに挑戦するタイミングで東京に引っ越すことに。

国家資格まで取らせてくれた両親には大反対され一時は関係性が悪くなりましたが、私の決意が揺るぐことはなくカバン一つで飛び出すように東京へ出てきました。(今は両親と仲良くしています)

ちなみに病院で勤めている頃に、友人の紹介で知り合ったクリエイターや起業家の方のWebページ制作を請け負って3件ほどリリースしました。

この頃は日中病院で仕事をしながら、夜間や土日にウェブ制作に必要なHTML、CSS、デザイン、PHP、データベース、ウェブサーバを独学で学んで対応していました。

必要なコーディングは一晩徹夜してやったりなど。あの頃は若かった。新しいことを学ぶのがすごく楽しくて全く苦はなかったです

 

就職する前に職業訓練校で半年間勉強することに

 

「よしITに挑戦するぞ!」という時に、いきなり就職するのではなく事前に東京都の職業訓練校に半年間通うことにしました。

なぜ訓練校に通うことを選んだかというと、就職してからも勉強はできるのですが、やはり最初は集中して学ぶ期間を作りたいと考えたからです。

新しい仕事をやりながら勉強も両立してやるのは可能ですが、かなりエネルギーがいることは経験上知っていたのでまずは集中して勉強しようと。

通っていた職業訓練校は「クラウド科」というコースで、主にLinux OS上でサーバ構築を学べる授業でした。

ウェブサーバのApach2以外にも、DNS(Bind9)、ファイル(Samba3,4)、メール(Postfix,Dovecot)、Database、FTP、NTP、NFS、SSH、SNMP、PHPやRubyなど数々のミドルウェアをはじめ、VMware、Xen、KVMなどの仮想化技術も習得しました。

LinuxのCUIの黒い画面でコマンドを打ち込んで操作するのが楽しくて、ソースコードから自分でコンパイルしてミドルウェアをビルドしたり、カーネルを再構築したりなどかなりハマりました。これほとんど無料でできるのすごいなと。

在校中にLPICレベル1の資格を取得しました。LPICレベル2に合格できる実力もついていたのですが、貧乏で受験費用が払えず断念しました。

訓練校に通っている半年間は雇用保険の補助を受けれるので生活はなんとかなりました。当時の私は雇用保険で毎月20万円弱の手当をもらいつつ、週2回ユニクロでバイトをして生活費をやりくりしていました。

 

ネットワークエンジニア1年目:運用常駐時代(年収270万円)

意気揚々と都内のIT企業に就職。

28歳の未経験者でしたが、職業訓練校でやってきたことをアピールすると人手不足の中小企業で案外あっさり内定が取れました。

就職した会社はアプリ開発からインフラ構築まで幅広く請け負う、いわゆる下請けベンダーでした。

サーバエンジニアとして先輩のプロジェクトで使用するサーバ構築をやったりしていましたが、すぐに某金融グループのNW運用常駐に飛ばされることに。

常駐先は顧客のネットワークチームです。自分はサーバ構築しかしたことなくネットワークのことはほとんど無知。もちろんOSI参照モデルの基礎的な知識は持っていましたが、シスコ機器なんて全く操作したことない状態でした。

「そんなんでネットワークチームに常駐に行って大丈夫なのか?そもそもサーバエンジニアをやりたい!」という疑問や反発心がありましたが、営業には「同じ会社から先輩が複数人常駐しているからフォローしてもらえる。ネットワークの経験も貴重だ!」という説得をされていきました。

この頃は未経験ということもあり、会社に希望や意見を全く聞いてもらえないことや、人を駒のように扱わられるやり方に強いストレスを感じていました。

結局顧客先の面接をなんとなく通り抜けて業務に就くことに。。

客先ネットワークチームでの業務としては、新規拠点構築時のベンダーコントロールと、障害対応などの運用がメインでした。その会社は当時かなり業績がよかったので関連会社や新規拠点が次々と増えており、その新規拠点のLAN敷設、LAN構築、WAN接続を主に担当していました。

そこで私は実はネットワークがかなり面白いことを知り、業後や土日にたくさん勉強してネットワークエンジニアとしての技術を学びました。

仕事でも同時平行で何件も案件を回し、1年経つ頃には常駐先のマネージャーからとても評価してもらう結果に繋がりました。周囲のプロパーや自社の先輩たちにとてもよくしてもらい居心地もよかったです。

ただ、私は自分のキャリアとしてNWをやるなら提案・設計・構築の上流工程をメインにやりたいと考えはじめ、このまま運用の仕事を続けることに危機感を抱きました。

そこで自社の営業に何度も何度も希望を出して、社内の請負でやっている詳細設計構築をする案件に回してもらうことに。

結局常駐運用は1年という短い期間でしたが、この期間一緒に働いた常駐先のプロパーや同じ会社の先輩とは今でも良いお付き合いを続けています。

辞めるときにわざわざGMが私に直接声をかけてくださり、かなりいい条件で会社に誘ってくれました(引き抜き)。とても嬉しかったのですが、当時の私は目先の給料よりも長い目でみて自分の希望する上流のキャリアを積みたいと考えていたので丁重にお断りしました。

これが私のネットワークエンジニアとしてのキャリアのスタートでした。

また、この頃にCCNAを取得しました。(3回も失敗したのちにようやく合格したことは内緒ですw)

 

ネットワークエンジニア2年目:小規模NW設計・構築時代(年収350万円)

 

自社に戻り、社内のNWチームで地方自治体案件のネットワーク詳細設計構築の下請け案件につきました。

比較的小規模ネットワーク構築で、地方を飛び回り何件も同時並行で構築していました。この頃は月の半分くらいが出張でしたが、独身ということもありいろいろな地方に行けて楽しかったです。

構築するネットワークは小規模で設計も簡単なもののみ。経験年数の少ない私でも技術的には余裕でした。

社内では仕事ぶりを評価してもらいサブチーフというよくわからないポジションに抜擢され、チームメンバーのコントロールも任されるようになりました。

自分より経験年数も年齢も上の人が多かったですが、みなさんに助けてもらいながら仕事ができて、お客さんとの関係性もうまく築くことができて働いていてとても楽しかったです。

そんな安定したプロジェクトも1年で終わりが近づいてきました。

営業からまた自分をどこかの客先に飛ばそうという雰囲気をバシバシと感じ始めます。このままではヤバイと思い、社員を駒のように扱う会社ではなく、もう少しキャリアの希望を聞いてくれそうな会社に転職することにしました

あと出向や請負で稼ぐ金額に対して、自分の給料が安すぎるということにも不満を感じていました。当時年収が低いことに強い劣等感を感じていたのです。

また、この頃にCCNPを取得しました。(今回は全て一発合格)

 

ネットワークエンジニア3年目:転職して年収450万円に

 

DODAの転職エージェントサービスを利用してネットワーク構築が得意な会社に転職しました。150人程度の会社規模でしたが、技術力の高いネットワークエンジニアがたくさん在籍していました。

案件は相変わらず客先常駐が多かったですが、常駐先ではネットワークエンジニアとして技術力を身につけられる案件が多かったのが決め手となりました。

業界経験がまだ少なかったので、自分で転職先を探すよりも転職エージェントサービスでわからないことを担当者に聞きながら進められるのがよかったです。

私はその会社から東証一部上場企業のネットワークSIerとして有名な企業に出向して、官公庁や文教系顧客のネットワーク構築プロジェクトを担当しました。

出向先で100台以上のネットワークカメラを設置する案件のプロジェクトリーダを任されましたが、工事ベンダーの調整など初めての経験が多く毎日必死に仕事をしていました。

ちなみにこの頃の上司がとても厳しい人でした。客先に行ってお客さんと会話しながら案件を進めている方が楽しく、上司に会いたくないこともあってほとんどオフィスに戻らない日々。少し落ち着いてオフィスに戻ると、業後にも関わらず徹底的に絞られるという。。

特にプロジェクトがうまくいっていないわけではないのに、重箱の隅をつつくように細かいことを言われ精神的に参ってしまいました

このままだとこの上司に潰されそうだと思い、またもや転職をすることに。まだ在籍1年でしたが、自分の心身の健康の方が大切なので早めに逃げることにしました。

また、この頃にCCNA Securityを取得しました。(2回目で合格!)

 

ネットワークエンジニア4年目:またもや転職で年収が一気に600万円近くに

 

IT業界で3社目の企業に転職しました。今度の転職先はDODAの転職フェアで出会ったシスコゴールド認定パートナー企業です。

私はネットワークの上流工程を担当する部署に配属されました。プライマリーベンダー上流工程を担当したいという、私の希望が4年目にして叶ったかたちです。

データセンターネットワークやキャンパスネットワークをはじめ、文字通り大規模ネットワークの設計・構築担当です。

正直ここまで大規模ネットワークの設計は初めてでしたので、これまで考慮していなかった細かい設計や、案件の進め方でかなり大変でした。担当するユーザ企業のお客さんたちも明らかに私よりインフラ全体に詳しい人たち。そのような人たちと対等な関係を築くのも大変でした。

ただネットワークエンジニアとして本当の意味でレベルアップしたのもこの頃です。わからないことがたくさんある中で調べながら課題をクリアしていく日々で自然と鍛えられました。

やはり技術スキルを磨くのに必要なのは勉強ではなく経験なんだと確信しました。勉強するときに全く意識しないことや気づかないことに次々と直面して学ぶことが多かったです。

経験年数の浅い状態でどうやって転職に成功したかは別の記事でまとめたいと思います。

 

ネットワークエンジニア5〜6年目:上流工程で年収650万円

シスコゴールドパートナー企業に転職して2年以上が過ぎました。

大手金融顧客のアカウントSEとしてネットワークの提案・設計・構築の上流工程でプロジェクトを推進。実際に手を動かす部分は仲のいいパートナーさんに依頼しつつ、自分は提案や基本設計書の作成をするなど業務の種類が変わりました。

この頃ネットワークエンジニアになってから、目指してきた仕事がようやくできるようになった気がします。

27歳でIT業界にキャリアチェンジしてから5年以上が経っていました。この5年という期間が短いのか長いのかわかりませんが、自分なりに努力してきた結果辿りつけたと思います。

1社目の居心地がよいNW常駐をなんとなく続けていたら、きっと今のような業務はできなかったと思います。新しく覚えることばかりで辛いこともありますが、今後のキャリアアップの道も明確に描けるようになっていました。

 

今後のキャリアについて

さて今はこれからのキャリアについて考えています。

ネットワークエンジニアとして提案から設計構築をできるようになり、次に見えるキャリアは下記のようなものがあるかもしれません。

NWエンジニアの代表的なキャリアアップ
・ネットワークを極める道を継続する
・ユーザ企業や外資メーカへの転職
・セキュリティスペシャリストになる
・クラウドスペシャリストになる
・独立する

ネットワークエンジニアのキャリアアップについては、今後別記事で追記していきます。
引き続きよろしくお願いします。