【書評】「RPAの威力」 働き方改革で注目のRPAとは

投稿者: | 2019年1月18日

「RPAの威力」の超個人的な書評

RPAの威力 ~ロボットと共に生きる働き方改革~

RPAの威力 ~ロボットと共に生きる働き方改革~

安部 慶喜(アビームコンサルティング株式会社), 金弘 潤一郎(アビームコンサルティング株式会社)
1,904円(12/09 16:31時点)
発売日: 2017/11/16
Amazonの情報を掲載しています

私が読んだ書籍や漫画、鑑賞した映画・DVDなどを紹介していきます。

今回は『RPAの威力』(安部 慶喜氏金弘 潤一郎氏著)の超個人的な書評です。

評価は★×5段階で”超個人的意見”なので悪しからず。

RPAの基本を学べる度:★★★★★
なぜRPAが注目されているかわかる度:★★★★★
RPAの導入事例を学べる度:★★★☆☆
RPAの導入課題を学べる度:★★☆☆☆
RPAで働き方改革するぞという気持ちになる度:★★★★☆

 

「RPAの威力」の目次

≪目次より≫
第1章 RPAの本質
~なぜRPAが求められているのか?
1-1 人間とロボットが共に生きる時代に
1-2 働き方改革の大本命
1-3 採用企業は急増し数百社に
1-4 経営にすぐ効く「即効薬」

第2章 進め方と成功のポイント
~RPAを導入する際の注意点と対応策は?
2-1 考えるより触れ
2-2 業務部門とIT部門がタッグを組め
2-3 運用ルール・体制を考え抜け
2-4 現場を巻き込め
2-5 最適なツールを選べ

第3章 先進8社の取り組み
~各社の導入の狙いとその効果は?
3-1 大和ハウス工業
急成長を裏で支える働き方改革、
グループ各社への「ロボット派遣」も視野に
3-2 農林中央金庫
業務部門主導でロボットを開発・導入、
有価証券の時価登録業務に適用
3-3 ブリヂストン中国
凄まじいスピード感の競争に勝ち残るため、
人海戦術を脱しロボットとの共同作業へ
3-4 帝人フロンティア
BPRとRPAを並行で推進、
OCRロボによる自動化で業務を86%削減
3-5アサツー ディ・ケイ
間接業務をロボットに委ね営業は本業に専念、
計画中の新ERPシステムにも組み込む
3-6 テレビ朝日
夏祭りイベントのチケット販売管理に応用、
入力業務から解放され分析・対策を「短サイクル化」
3-7 NECマネジメントパートナー
ロボット100体稼働で数万時間削減へ、
グループの業務改革推進プロジェクトを牽引
3-8 インテージホールディングス
グループ戦略のデジタル基盤としてRPAを採用、
成長事業に適用し業務の大幅な効率化を実証

第4章 RPAの将来像
~ロボットはどのように進化していくのか?
そして人間は…

「RPAの威力」より引用

 

RPA(Robotic Process Automation)とは

RPAは働き方改革で注目されているツール

RPAは「Robotic Process Automation」の略で、近年注目を集めている業務効率化を目的とした自動化ツールです。RPAは業務効率化に寄与するため「働き方改革」の目玉として市場で注目を集めています。

具体的にRPAを本書の言葉を借りて簡潔に説明すると、「従来は人間のみが行うことができると考えられていた作業を代行するもので、高度化するソフトウェア、およびそれらを利用した業務改革手法」となります。

RPAを一言で

ロボットとともに生きる働き方改革のツール!

 

 

RPA導入は従業員の意識改革を生む

RPA自体が業務効率化のツールになるだけでなく、RPAによって働く人の意識が変わるという相乗効果も期待できます。

RPAを使うことにより、「この業務を自分がやるべきなのか、他の誰かがやるべきなのか、ロボットに任せるのか、はたまたシステム化すべきものなのか。」といった観点で従業員自身が考えはじめるようになります。

あくまでRPAが完璧なツールということではなく、こういうことを自発的に考える中で具体的に従業員の働き方が変わり、生産性が上がることを期待できます。

 

RPAとAIの違いとは

AIにもいくつか種類がありますが、基本的にAIは人間がルールを教えなくても、自らルールを推論し定義できます。

RPAは人間が決めたルール通りにしか動きませんが、そのルールの中であれば100%正しい結果を生み出してくれます。

一見既存のマクロと似ていると思われますが、RPAはルールを定義しておくことによりGUIベースでも実行可能になるなど、ユーザのインフラやアプリケーションに囚われることなく非常に汎用性の高いタスクを実行することが可能となります。しかもプログラミングの知識も必要としません。

AIは導入のコストや時間がかかるのに対し、RPAは短時間かつ安価にPoCや導入につなげることができます。す。つまりAIに比べ導入ハードルが格段に低いです。

将来的には、AIとRPAの組み合わせによって、より付加価値の高い領域を自動化する仕組みも生まれる可能性があります。

↓AI導入に関する課題は下記記事もあわせてご参考にしてください↓

人工知能(AI)は幻滅期へ ガートナーがAI技術の推進で提言

 

アビームコンサルティングが推進したRPA活用事例

本書では著者(アビームコンサルティングに勤める)が実際に顧客導入したRPAの活用例が登場します。

導入事例は「大和ハウス工業」、「農林中央金庫」、「ブリヂストン中国」、「帝人フロンティア」、「アサツー ディ・ケイ」、「テレビ朝日」、「NECマネジメントパートナー」、「インテージホールディングス」の先進8社です。

上記先端8社で実際に導入されたRPAの活用事例が登場します。

RPA活用事例

・商品登録(在庫連携などのバック処理)
・競合他社の動向・商品などのWeb調査
・社内複数システムにまたがる情報の集計・分析資料作成

RPAの威力 ~ロボットと共に生きる働き方改革~

RPAの威力 ~ロボットと共に生きる働き方改革~

安部 慶喜(アビームコンサルティング株式会社), 金弘 潤一郎(アビームコンサルティング株式会社)
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「RPAの威力」書評まとめ

本書はアビームコンサルティングに勤める著者の、RPAにまつわる活用事例や生きたノウハウが見所です。

コンサル会社が出版している本だけあって、RPAとはどんなものかが非常にわかりやすく説明されています。

また、RPAの活用事例をビジネスタスクレベルで説明しているので、実際の業務イメージがしやすく、自分がやっている仕事にブレイクダウンして考えることができます。

RPAの短期間で安価に導入できる点や、お試しレベルで導入ハードルが低い点(顧客に提案しやすい)など、ビジネスシーンでキーワードとなる部分がわかりやすく紹介されていますので、RPAの最初の一冊として最適です。

RPAがどのようなものか?どのような活用事例があるのか?について知りたい方は、是非手にとっていただくことをおススメします。

RPAの威力 ~ロボットと共に生きる働き方改革~

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